オリビア・ハバードさん(19)は大学進学のため米アイオワ州を離れた際、父親が常々主張していた保守主義からようやく解放されると考えていた。ところが、結果的に彼女は政治的に目覚めることになった。ハバードさんは昨年ルームメートから、保守活動家チャーリー・カーク氏がグランド・キャニオン大学を訪問するので見に行こうと促された。アリゾナ州フェニックスにある同大学はカーク氏の団体「ターニング・ポイントUSA」の本部から車で20分の距離にあった。カーク氏の演説を聞いたハバードさんは、自分が抱いていた考えが全て言語化されたように感じたという。キリスト教徒のハバードさんは「さまざまな大学を回って、神を信じていることを堂々と表明する若い人がいるということを、とてもかっこいいと思った」と話した。彼女はすぐに夢中になり、カーク氏が他の大学のキャンパスでリベラルな学生たちと討論する動画を夜遅くまで視聴するようになった。