本連載は、仕事の効率・質を、劇的に高める方法論をお伝えするものです。第1回目の本日は「評価される人」と「そうでない人」の違いです。「自分は評価されていない」「がんばっているのに、むくわれない」。そんなモヤモヤを吹き飛ばす方法をお伝えします。
「評価される人」と「そうでない人」には、
共通点がある
本連載は、仕事の効率・質を、劇的に高める方法論をお伝えするものです。第1回目の本日は、「評価される人」と「そうでない人」の違いについてお話しします。
私は、外資系コンサルティングファームに長らく勤めており、数十を超えるプロジェクトに参画してきました。現在は、業界を問わず、IT領域の業務改善コンサルティングに従事しております。
仕事上、さまざまなビジネスパーソンとかかわってきましたが、「評価される人」と「そうでない人」には、共通点があることに気づきました。次の会話例を見て下さい。問題を1人で抱えてしまった、入社5年目のYさんのケースです。
課長 「この会議は、先週起きたトラブルの報告だ。うまく説明しないと余計な仕事が増えるぞ」
Yさん 「はい。資料の準備は万全です」
課長 「いいね。相手との事前調整はできてる?」
Yさん 「それが、資料の作成に時間がかかり、相手と事前に話す時間が確保できませんでした。中途半端な資料を見せてしまうと文句を言われると思ったので…」
課長 「ちょっと待って、相手が事前調整にこだわることは知っていただろ?資料なんて不完全でいいんだよ。会議では口頭で補足して、後で更新版を送ってもいいんだからさ」
Yさん 「すみません、そこまで気がまわりませんでした」
課長 「あぁ、きっと文句を言われて追加作業が発生するな。今日は帰れないかもしれない…」