減量薬に「錠剤」という新たな選択肢が登場する。これまで脱肥満革命をけん引してきた週1回の注射ではなく、1日1回服用する経口薬だ。錠剤が選択肢となる根拠はこうだ。注射を好まない人や、錠剤の方が便利だと思う人がいる。また薬剤メーカーにとって、錠剤は複雑な注射薬に比べて製造が容易でコストも抑えられる。デンマークの製薬大手 ノボノルディスク の「ウゴービ」や米同業 イーライリリー の「ゼップバウンド」といった人気の高い肥満症治療薬の注射よりも、価格が安くなる可能性がある。
肥満治療、有望市場の「飲み薬」に課題も
週1回の注射に代わるGLP-1薬の錠剤が発売される日は近い ノボノルディスクやイーライリリー
特集
あなたにおすすめ