
すぐマウントを取る人、思い込みが激しい人、なんでも断定口調で決めつける人など、職場にはさまざまなタイプの人間がいる。付き合うと心がすり減るばかりだが、そんなモンスターがよく使う「あるフレーズ」を知っておけば、あらかじめ距離を取ることができる。関わると危険な人を見抜ける、そのサインとは?※本稿は、ぱやぱやくん『「誰かの気持ち」を考えすぎない』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。
職場のモンスターが
好んで使う「名言」
いい言葉の中には、「他人に言う言葉じゃない」というものがわりとあります。
「石の上にも三年」
「自分の機嫌は自分でとる」
「置かれた場所で咲く」
「涙の数だけ強くなれる」
これらは自分にかける言葉であって、つらい環境にいる人たちに言う言葉にはなりません。何も考えずに使う名言は人を傷つけます。
攻撃的な人は、「勝手に相手の人格をつくる」という話があります。
たとえば、「金持ちだから横柄だ」「留学帰りだからマナーがない」という設定を作り、攻撃してきます。
相手のマイルールに付き合うと疲れるので、「お好きにどうぞ」と思うのも大切ですね。
弱っているときは、自分をジャッジする人に会わないことを大切にしてください。
仲のいい友人や家族でも、「だから君は――」と判断する人に会うとダメージが深まります。傷つきやすくなっているからです。
弱っているときに誰に会うかは本当に大切だと思っています。
思い込みが強い人や
断定口調の人には要注意
教養があると、すぐに優劣をつけない力が身につくと思っています。
たとえば「一軒家はいいが、マンションはダメ」「小説はいいが、漫画はダメ」ではなく、それぞれいいところがあると判断できるのが教養です。