
仕事をする上であなたがストレスを抱えている原因はどこにあるだろうか?もしかしたら、間違った仕事の選び方やストレスへの対処法が、自分をさらに追い詰めているかもしれない。社会の荒波にもまれてもしぶとく生き残る術を、元陸上自衛官のエッセイストが解説する。※本稿は、ぱやぱやくん『「誰かの気持ち」を考えすぎない』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。
自分の好きなことよりも
得意なことを仕事にすべき理由
若い人にお伝えします。
仕事を選ぶときは「自分が好きな仕事」「やりがい」「社会貢献」などはいったん置いておき、「ずっと続けることができる作業」「人からよくほめられること」を軸に探してください。
仕事は「生き残ることができ、勝つことができれば、何でも面白くなる」が真理だと思っています。
好きなことをやるよりも、劣等感を感じない環境を選ぶほうがマジ大切です。
劣等感を感じる環境にいると、心がすり減り、さらにパフォーマンスを下げます。
そして、心を守るために誰かを攻撃したり、「自分は価値がない」と思うので、生きる気力もなくなります。
劣等感は心の「毒ステータス」ですね。
職業選択においては、「毎日できる」「苦ではない」「給与がいい」というポイントが大切です。
そして、「自分を変えたい!」という理由で仕事を選ぶのはやめたほうがいいです。
なぜなら、自分に適性のない仕事を選ぶことになり、毎日が苦しくなるだけだからです。ここが苦しみの始まりです。
誰もやりたがらない仕事が
社会を支えてくれている
底辺の仕事なんてありません。ちゃんと働いて、税金と社会保険料を払っている人が底辺なわけないんですよ。