ドナルド・トランプ米大統領は3日午前、カリブ海で麻薬密輸に関与したとみなす船舶を攻撃するよう再び米軍に命じた。こうした武力行使を巡り法的権限を疑問視する声が高まる中、政権が方針を堅持していることがうかがえる。ピート・ヘグセス国防長官はソーシャルメディアへの投稿で、トランプ氏の命令を受け、米南方軍の管轄区域内で「麻薬密輸船に対する致命的な攻撃」を指示したと発表。ベネズエラ沖の公海上で攻撃を実施し、乗船していた男性4人が死亡したと書き込んだ。ヘグセス氏は、攻撃した船舶は「指定テロ組織」と関係していたと説明した。国防総省は2日、議会に対する機密通知で、麻薬組織を指定テロ組織と位置づけ、米国は「非国際的武力紛争」状態にあると宣言していた。
米軍、ベネズエラ沖で「麻薬密輸船」を再び攻撃
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