対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIと米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、AMDのプロセッサーを活用したAIデータセンターを巡り提携すると発表した。業界をリードする米エヌビディアに直接対抗する大きな動きとなる。オープンAIは合意に基づき、合計6ギガワット相当のAMD製チップを購入する。来年に予定する「MI450」チップが皮切りとなる。オープンAIはAMDからチップを直接購入するか、またはクラウドコンピューティングの提携企業を通じて調達する。AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は5日のインタビューで、この取引により、今後5年間に数百億ドルの売上高が新たにもたらされるとの見通しを示した。