トランプ米政権がイリノイ州で州兵を連邦管轄下に置いたことに対し、現地や州の政治家が激しく反発している。同州では数百人規模の州兵が集結する中、多くの人々が抗議の声を上げている。イリノイ州のJB・プリツカー知事(民主)は訪問先のミネアポリスで、来年の中間選挙を前にドナルド・トランプ大統領が民主党を支持する有権者を威嚇しようとしていると指摘。今回の行動もその前兆だと示唆した。プリツカー氏は、「大統領は大都市のわれわれ全員に、街頭に軍隊がいることが当たり前だという考えに慣れさせたいようだ」と米紙ミネソタ・スター・トリビューンが主催するノーススター・サミットで発言。「投票所の外に兵士がいるのを目にすることになる。それは多くの人々を威嚇するだろう。特に共和党員ではない人々を威嚇することになる」とした。
米州兵がシカゴ周辺に集結、州知事などが反発の声上げる
イリノイ州知事「大統領は大都市のわれわれ全員に、街頭に軍隊がいることが当たり前だという考えに慣れさせたいようだ」
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