感じのいい人が「話がどんどんズレていく人」を一発で軌道修正する“魔法の一言”とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

「気づいたら、議論が本題とは関係のない話へ脱線してしまった……」という経験がある人も少なくないだろう。会議や打ち合わせの時間は限られる。できるだけ本題に割く時間を多くしたいものだ。どうすれば、スマートに「本題に戻す」ことができるのだろうか。(ギックス共同創業者 田中耕比古)

どんどんズレていく議論を
軌道修正するには?

「また、部長が違う話をしはじめた……」

「このお客様は、いつも契約範囲外のご要望のお話が長いんだよな……」

「世の中のトレンドや他社事例の話は大切だけど、このままだと、今日の議題である"自社の課題"の話にたどりつかない……」

 このように「残念な会議」を経験したことがある人は多いと思います。

 特に、マネジャークラスの皆さんは、そういう会議を取り仕切って、うまく「本題に引き戻す」役割を担うことも多いでしょう。

 今回は、そういった「本題からズレていく会議」を、いかに乗り切るかについてご紹介していきます。

 これを実行するためには、まず、話の本題・本筋を決める必要があります。

 その上で、相手の話が本題からズレているときは、「本筋との関係性」を明確にするのがポイントです。