ズルい一言写真はイメージです Photo:PIXTA

年の瀬が近づいてきた。今年は日の並びがよく、年末年始は「9連休」だという人も少なくないという。せっかくの長期休暇……リフレッシュの時間をとるのはもちろん重要だが、有効活用したいものだ。2025年、仕事でよいスタートを切りたいのなら、「ちょっとだけ頑張る」休みにしてみてはどうだろうか。(ギックス共同創業者 田中耕比古)

デキる人の「休みの過ごし方」
周りと差をつける方法とは?

 年に何度かある長期休暇。仕事に疲れた体を癒やし、休み明けに再度頑張るための英気を養う貴重な機会です。こうしたお休みをどう過ごすのかは、社会人としてのパフォーマンスを高めるために、極めて重要です。

 普段の仕事の重圧から解放され、上司や先輩からあれこれと指導されることもなく、リラックスした時間を過ごせるこの機会に、普段会えない友達や家族と楽しく過ごしたり、気の置けない仲間と旅行やレジャーに出かけたり、いろんなリフレッシュ方法があると思います。

 しかしながら、リフレッシュだけに時間を費やしてしまうことが、果たして、パフォーマンス最大化のための最適な方法なのでしょうか?

 そこで今回、私がお勧めしたいのは、「人が休んでいるときに、ちょっとだけ頑張る」ことです。なぜならば、長期休暇は、先輩との差を縮め、同期との差を広げる千載一遇のチャンスなのです。

 長期休暇は休むものです。全ての人は、そう思っています。私もそう思います。

 一方で、人が休んでいるときに、同じように休むのは「普通」です。みんなと同じ行動です。反対に、人が休んでいるときに、少しでも頑張るのは「人とは違う」考え方であり、行動です。

 みんなと同じように考え、みんなと同じように行動していると、成長速度は「みんなと同じ」になるでしょう。

 しかし、人よりも少し頑張れば、その分だけ「みんなより早い」成長が手に入ります。

 とはいえ、せっかくの休暇を全て仕事に費やすのもお勧めできません。冒頭で書いた通り、仕事に疲れた体を癒やし、普段ではできないことをやって脳みそをリフレッシュすることも、とても大切なことです。

 そこで、私は「人より、ちょっとだけ頑張る」を推奨します。