イスラエルとイスラム組織ハマスは14日、パレスチナ自治区ガザを巡る停戦合意に違反したとして、互いを非難し合った。合意の下、ハマスは生存している人質20人全員を解放したが、遺体は28人のうち4人しか返還されず、遺族の間に怒りが広がっている。ハマスは、イスラエル軍がガザの住人数人を殺害し、停戦合意に違反したとしている。これに対しイスラエル軍は、合意に違反してガザ地区内の軍隊の撤収ライン(「イエローライン」)を超えて近づいてきた人に発砲したと述べた。ドナルド・トランプ米大統領が仲介した和平合意のもろさが浮き彫りになった。2年にわたるガザ紛争に区切りをつけた合意の持続性が今後、試されることになりそうだ。
イスラエルとハマス、ガザ停戦合意違反で非難の応酬
特集
あなたにおすすめ







