米投資会社ブラックストーンは、プライベートエクイティ(PE、未公開株)やプライベートクレジット(PC、ノンバンク融資)といったプライベートアセット(PA)を米国の確定拠出年金(401k)に導入する部門を設立し、この分野の競争に正式に加わる。ブラックストーンは新部門を2800億ドル(約42兆円)規模のプライベート・ウェルスグループ内に設立。確定拠出年金向け金融商品の開発や投資家へのPA教育を担わせる。ブラックストーンは4月にバンガード・グループおよびウェリントン・マネジメントと、上場株など公開市場で取引されるパブリックアセットとPAとを組み合わせた金融商品の開発で提携すると発表した。新部門はこうした戦略的パートナーシップの管理も担当する。