ドナルド・トランプ米大統領は、中東の敵対勢力やロシア、中国に対する米国の抑止力回復という課題を抱えて2期目をスタートさせた。イランとその代理勢力に対するミッションは達成された。次の課題は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領をウクライナ問題の交渉の席に着かせることだ。トランプ氏は13日、イスラエル国会で「われわれはロシアを何とかしなければならない」と述べた。同氏はスティーブ・ウィットコフ中東担当特使に「スティーブ、君さえよければ、われわれはこの問題を片付けなくてはならない」と呼び掛け、「まずはロシアに集中しようではないか。それを片付けよう」と語った。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日にホワイトハウスを訪れる。問題は、トランプ氏が自身の中東でのやり方をウクライナ問題にも適用するかどうかだ。