米ニューヨーク市に住むソフトウエアエンジニアのケルビン・リンさん(33)は、最近スーパーマーケットに買い物に行った際、リブアイステーキの価格が1ポンド(約454グラム)当たり32.99ドル(約5000円)に跳ね上がっているのを見て驚いた。2週間前は数ドル安かったという。リンさんは食肉売り場に不満を伝えたものの、結局ステーキを購入した。「ひどい気分だ」と語った。食料品のインフレが加速し、買い物客に打撃を与えている。消費者は購入を控えたり、特定の食品を買いだめしたり、より手頃な価格の店舗を探したりしていると話す。オハイオ州シンシナティに住むエンジニア、マーク・ブックバインダーさん(68)は「不安で動揺している」と話した。ターキーのスライス、シリアル、ヨーグルトの価格が着実に上昇していることに衝撃を受けているという。
米食品価格の上昇止まらず 消費者は苦慮
牛肉もコーヒーもバナナも高騰、買い控えや買いだめに動く客
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