米政府が1980年代以降で最大規模となる軍事展開をカリブ海で続ける中、ベネズエラ政府が反抗の意思を示す目的で、沿岸に軍部隊を配置した。ニコラス・マドゥロ大統領は、数百万人規模と主張する民兵も動員している。マドゥロ政権は情報操作を強化。国営テレビやラジオ、ソーシャルメディアを通じ、米国はベネズエラの石油資源を狙うナチスのような貪欲な国家だと国民に広めている。また、軍がいかなる侵攻も撃退する態勢を整えていると伝えられている。映像では、民兵とされる人物が障害物コースを走り、有刺鉄線の下をくぐり、ライフルを発砲する様子が映っている。この中には男女の姿が見られ、年配が多く、やや肥満気味の人も含まれている。
ベネズエラ、軍・民兵動員 米軍の圧力強まる
特集
あなたにおすすめ