聴く力を高めれば、
上司・取引先から信頼される!

 上司があなたに作業を依頼したのは、「来月配属される新入社員と、作業サポートのために一時増員する派遣社員の作業確保」でした。さて、上司のこの話を聞いただけで、あなたは依頼を遂行できるでしょうか?

「聞く」だけでは、残念ながらこの依頼を完遂することはできません。後々になって、「あれ、これはどうするんだろう?」と悩むことになります。

“聴く”ことができる人は、先ほどの上司の依頼には2つの情報が不足していたと気づきます。

1つ目の不足情報は、新入社員と派遣社員の人数です。人数がわからなければ、何人分の机を用意したら良いのか判断ができません。

2つ目の不足情報は、派遣社員の氏名です。各人向けにメールアドレスを取得するためには、利用者の氏名情報が少なくとも必要です。

“聴く”ことができていれば、「自分のやるべきことに対して、足りない情報」に気づき、その場で追加情報の提供を求めることができるようになります。これがしっかりできていれば、上司のあなたを見る目も必ず変わり、信頼されるようになります。