米トランプ政権は、ウクライナが西側同盟国から供与された特定の長距離ミサイルについて使用制限を解除した。ウクライナ軍はロシア領内の標的への攻撃を強化し、ロシア政府への圧力を高めることが可能になる。米政府当局者が22日に明らかにした。これに先立ち、ウクライナ軍参謀本部はソーシャルメディアへの投稿で、同国軍が21日に英国製の巡航ミサイル「ストームシャドー」を使用し、ロシア西部ブリャンスク州の爆薬とロケット燃料を生産する化学工場を攻撃したと発表。ミサイルはロシアの防空システムを突破し、「攻撃は成功した」と表現した。米国はロシア領内へのミサイル使用制限の解除について発表していなかった。制限解除の権限は最近、国防総省のピート・ヘグセス国防長官から、北大西洋条約機構(NATO)の軍最高司令官で欧州米軍司令官も兼任するアレクサス・グリンケウィッチ大将に移管されていた。
米、ウクライナ向け長距離弾の使用制限解除
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