スコット・ベッセント米財務長官は22日、トランプ政権がロシアに対し、新たに大規模な制裁を科すと発表した。ベッセント氏は、「今こそ殺りくを止め、即座に停戦すべき時だ」と述べた。新たな制裁は、第2次トランプ政権下でロシアに対する初の直接的な措置となる。対象には、ロシア石油大手のルクオイルとロスネフチ、およびそれらの子会社約30社が含まれる。石油はロシア政府にとって最大の経済収入源の一つとなっている。ベッセント氏は「(ドナルド・)トランプ大統領がまた別の戦争を終わらせる取り組みを支援するため、財務省は必要に応じてさらなる措置を取る用意がある。われわれは同盟国に対し、これらの制裁に参加し、順守するよう促す」と述べた。