社会に出ると、いろいろなタイプの人と出会います。なかには、一緒にいるだけで心が消耗する“関わらないほうがいい人”もいるものです。そんな人と心の中で「距離を置こう」と線引きすることは、わがままではなく、自分を守るための戦略です。そんな「自分を守る人間関係の戦略」を教えてくれるのが、書籍『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著/藤田麗子訳)です。今回は、本書から、「離れるべき人間関係」と「付き合うべき人間関係」の線引きについてご紹介します。(構成:ダイヤモンド社・林えり)
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クソみたいなやつと付き合ってはいけない理由
「なんであの人と会うと、こんなに消耗するんだろう」
「なんで私ばかり気を使ってるんだろう」
嫌な人間関係に悩むあなたに、ひとつ大事なことをお伝えします。
それは「不親切な人にまで、気を使う必要はない」ということです。
バカに使う時間がもったいない
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より
人間関係は「なるようになる」ものではなく、自分で選べるものです。
いい人と過ごす時間が増えれば、あなたの毎日は確実に変わります。
合わない相手に使う時間を削ることは、わがままではなく「戦略」です。
自分を犠牲にしてはいけない
はじめのうちは不親切な人にまで気を使っていたが、やがて心が疲弊して、壊れていくことに気づいた。
譲れない部分まで自分を犠牲にしていると知り合いの中に嫌な人が増えていくだけで自分を失うことになると悟った。
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より
「嫌な人」に気を使う時間は、あなたの心と体力を確実に削ります。
その時間があるなら、大切な人や自分の成長のために使ったほうがいい。
自分を犠牲にする優しさは、結局まわりも不幸にします。
「人格を尊重してくれる人」に時間を使おう
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より
一緒にいて「尊重されている」と感じるかどうかが、人間関係の本質です。
相手がお金持ちである、容姿がいい、話がうまいなどの要素は、短期的にしか影響しません。
結局、あなたを尊重してくれる人とつながることが、人生を軽くします。
「誰と付き合うか」で、人生の質は大きく変わる
不親切な人と距離を置くことは、ワガママではなく「自己防衛」です。
人生の時間は限られています。
大切にしたい人にこそ、エネルギーを注ぎましょう。
(本稿は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』を元に作成しました)









