写真はイメージです Photo:PIXTA
受給開始時期が遅くなるなど、年金制度は改悪が続いています。老後の生活に不安がある人も少なくないでしょう。iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用すれば、将来の年金を自力で増やすことができます。iDeCoは積み立てや投資のほか、節税もできるため、資産運用法として優秀です。
iDeCoとは?
ご存じのとおり、年金制度は改悪が続いています。年金を受け取れる開始時期がどんどん遅くなっていますから、老後の生活に不安がある人も多いのではないでしょうか。
そんな中、日本政府が用意したのがiDeCo(個人型確定拠出年金)というもの。これは将来の年金を自力で増やしたい人のための制度です。
加入者はあらかじめ用意された預金や保険、投資信託などの金融商品の中から投資対象を自ら選択し、毎月一定の金額を積み立てます。そして60歳以降に一時金、または年金として受け取れるしくみとなっています。
なお投資信託とは、集めたお金を運用のプロが投資して、その成果を分配してくれる金融商品です。多くの銘柄やさまざまな金融商品に分散投資されるため、リスクを減らすことができます。
iDeCoの節税効果とは?
このように年金を補助する制度としての意味合いが強いiDeCoですが、工夫をすれば資産運用としてなかなか優秀です。
なぜなら、節税効果が大きいからです。iDeCoは「将来の年金づくりのため」という名目がありますので、税金が優遇されています。投資した金額は課税の対象から控除され、所得税や住民税が減額されるのです。
どれくらい節税効果があるのかを見てみましょう。
たとえば年収560万円の会社員を例に挙げ、毎月2万円、年にして24万円をiDeCoの定期預金に投資するとします。この場合、節税効果は4万8000円になります。所得税と住民税の合計で24万円×20%=4万8000円、という計算です。
こうした節税効果が、iDeCoで投資を行うメリットのひとつです。
iDeCoで超おトクな定期預金をつくる方法
そしてこの節税効果を利用することで、「元本保証&利回り2.5%」という好条件の円定期預金をつくることも可能となります。
本来、銀行の定期預金は元本が保証されていることもあって、金利は非常に低いものです。銀行によって違いはありますが、普通は年0.1~0.4%程度でしょう。
ところがiDeCoの制度と組み合わせることで、低金利の定期預金が利回り2.5%の元本保証された投資先に化けるのです。







