2.「マメに連絡をくれる」人

さて、少し話が逸れましたが、見落としてはいけない人の特徴の2つ目は「マメな人」です。

例えば、何かうまくいかないことがあった時、「すぐに連絡する人」と「すぐに連絡しない人」がいるでしょう。

すぐに連絡しない人は、自分にとって都合の悪いことや、うまくいっていない時に報告をしなかったりします。そうすると、こちらは結構ヤキモキしてしまいます。

もちろん、多少は仕方のない部分もあると思いますが、中には「今起きている状態を、つぶさに相手に伝えなければ」と、きちんと考えてくれる人がいます。

このようにマメに連絡をする人というのは、実はなかなかいないものです。もしマメに連絡してくれる人がいたら、その人は逃してはいけない人です。それは友達としても、仕事上でも、もちろんパートナーとしても同様です。

3.「スピードが早い」人

そして3つ目は、「連絡や行動のスピードが早い人」です。

例えば、「なるべく早くお返事します」と言った時の「早く」の感覚は、人によって全く違います。ある人にとっては「なるべく早く」が1ヶ月くらいかもしれませんし、またある人にとっては「今日中」あるいは「1時間以内」かもしれません。

スピードが物事の進捗を決める

やはり、スピードの早い人は仕事や物事の進みが違います。企画を立てたり、どこかへ遊びに行く約束をしたりする時、すぐにリアクションを起こす人は、物事がポンポンと進んでいきます。

しかし、「そのうち」「なるべく早く」という人だと、全然進みません。連絡の往復が早い人は一瞬で物事が決まりますが、「1週間くらいでいいや」と思っている人は、1往復するのに2週間もかかってしまいます。これでは物事が全く進まず、実行されません。

これは結局、先ほどの「言動一致」にもつながってきますが、結果として「誠実ではない」ということになってしまうのです。

見逃してはいけない人の3つのポイント

少々、話が前後しましたので、最後にまとめます。

「こういう人は逃してはいけない」という人の特徴は、以下の3点です。

1.つぶさに連絡をくれる、マメな人
2.行動(連絡)のスピードが早い人
3.誠実な人(=言動が一致している人)

これらの特徴を持つ人に出会ったら、ぜひ大切にしてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。