「逃げるべき人」ばかりに気を取られていませんか?“捕まえるべき人”の3条件
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「見逃すと損する人」とは?
今日は「こういう人を見逃すと損します」という人の特徴について、お話ししたいと思います。
いつもは「こういう人から逃げましょう」「気を付けましょう」といったお話が多いですが、今日はその逆です。「こういう人を見たら、ちゃんと捕まえておきましょう」というお話です。
では、どういう人を捕まえておくべきなのでしょうか?
捕まえておくべき人の3つの特徴
見逃すと損する、捕まえておくべき人の特徴。それは、「マメな人」、そして「スピードの早い人」です。これは本当に大事です。
あともう1つ追加するなら、「言動が一致している人」です。
これは、私の動画をいつも見てくださっている方ならお分かりかと思いますが、私が定義する「誠実な人」の定義そのものです。
1.「言動が一致している」誠実な人
辞書を調べれば「誠実」について違う定義が書いてあると思いますが、私が考える最も分かりやすい指標は、「言動が一致している人」です。
言動を一致させるのは、実はかなり難しいことです。言動を一致させようと思ったら、自分にできないことは言うべきではありませんし、できそうにもないことも、言うべきではありません。
そうすると、「確実にできることしか言えない」となり、何も言えなくなってしまうことに気づきます。その時に自分を振り返ると、自分がいかにできないことが多いかがよく分かります。
しかし、それをあえてやっている人(=言動を一致させようと努めている人)というのは、謙虚であり、そして誠実な人なのです。
「言ったからには、やる」ことの価値
そして、「言ったからには、やる」ということも非常に大事です。
世の中には、やる気もないのに適当に言う人がいます。「あんなこともいいですね」「ぜひやりましょう」「やりますよ」と言っても、たいていはやりません。本当に些細なことすらやらないのです。
人は誰しも、他人からよく見られたいものです。だから、できもしないことをつい言ってしまうことがあります。
逆に言うと、「言ったことは守る人」や「やれることしか言わない人」というのは、自分をよく見せたいという願望が元々あまりないか、あるいは、その欲を相手のためにちゃんと抑えられる人なのです。
相手のために欲を抑えられる「いい人」
自分をよく見られたいという欲を抑えて、「相手に迷惑をかけてはいけないから、できないことは言わないでおこう」と考えられる。これは、とても「いい人」であり、「誠実な人」です。
そして、「信頼のおける人」です。なぜなら、言ったことは守ろうとしてくれるため、言ったことの実行率が非常に高いからです。
ですから、このような「誠実な人」は決して見落としてはいけません。



