“なぞかけ”に学ぶ、記憶を強くするパターンの見つけ方

 この大喜利力は、普段の勉強のときにも常に意識しておく必要があります。

 大喜利の中に「なぞかけ」というものがあります。

 「カツオブシとかけてマラソンととく、そのこころは?」
 「どちらもかんそう(乾燥)(完走)が大事です」

 といった言葉遊びのことです。

 このなぞかけの答えを見つけ出すコツが、記憶にも利用できるのです。

 先ほどの例でいえば、「カツオブシ」と「マラソン」で連想する言葉から「かんそう」という同音異義語を探して答えを導き出しました。

 このように、なぞかけの答えを出すためのコツはいかにお題の二つに存在する「共通点」や「規則性」を見つけ出せるかなのです。

 勉強も同様です。それぞれに何か共通する要素はないか、規則性はないか、常に意識しましょう。

「わかった!」の瞬間に記憶のスイッチが入る! 記憶力日本一が説く、”ひらめき=大喜利力”の重要性

 「それぞれに共通の文字が入っている」とか「それぞれの言葉の頭の文字をつなげると意味のある言葉になる」など、ちょっとしたことです。

 ここでクイズです。次に挙げる市の共通点は何かわかりますか?

 「金沢市・黒磯市・筑紫野市・桜井市・青梅市・赤穂市」

 正解はのちほど。

 「大喜利力」とは、「パターン認識能力」のことだともいえます。隠れているパターンを見つけ出す能力は、記憶や勉強において非常に重要です。

 普段の勉強のときから、この「大喜利力」の意識があるかないかで記憶の量にもかなりの差が出てきます。

 最後にクイズの答えですが、正解は「名称の中に色が入っている」でした。