株価変動の理由が“たった一つの公式”でスッキリわかった
大学時代からアニメや声優が好きな“典型的なモテないオタクの理系男子”が、入社した会社でボーナスを貯めた300万円を元手に株式投資をスタート。元手300万円を2年で10倍の3000万円に増やした。さらにその3000万円を1年で5000万円に増やした。結局、しっかりとリスク管理をしながらわずか5年で働きながら資産1億円を突破! その間、月々の給料は日々の生活費やアニメグッズ、声優の推し活に使い、株式投資への資金追加はまったくのゼロ。それでも現在までに、資産3億円超に増やしている。さらに資産を拡大中だ。ズブの素人でも一つずつ階段をのぼりながら、比較的短期間でお金の不安を解消する投資法を初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』で徹底指南!

【永久保存版】株で儲ける人が知っている「超シンプルな公式」とは?イラスト:ひらのんさ

「株価=PER×EPS」という
シンプルな公式

株価を表す最もシンプルな公式は、「株価=PER(株価収益率)×EPS(1株当たり純利益)」です。

株価を動かす二つの力
「利益(EPS)」と「人気(PER)」

シンプルにいうと、利益が増えるとEPSは上昇します。

PERは、「当期純利益の何倍の値段がつけられているか」がわかる指標です。一般的には「割安」「割高」といった文脈で語られることが多いですが、私は「どれだけ人気化しているか」の指標だと考えています。

日経平均株価のPERは、だいたい19倍(2025年11月7日時点)です。成長性の高い企業であればPERが30倍、40倍となることもあります。

また、吉野家ホールディングス(9861)など人気の株主優待銘柄は、成長株ではありませんが、PER40倍以上で評価(2025年11月7日時点)されています。

株価が「上がる」も「下がる」も理由は同じ

「株価が上がる」ということは、PERかEPSのどちらか、あるいは両方が上がるということです。

PERは前述の通り「どれだけ人気化しているか」の指標なので、業績の先行きが明るければPERは上がりますし、人気優待などで上がることもあります。

EPSは業績が上がれば上昇しますし、自社株買いによっても上昇します。

逆もしかりです。PERかEPSのどちらか、あるいは両方が下がると株価は下がります。当然、業績の下方修正が出ればEPSが下がるので、株価は下がります。

金利上昇が「人気(PER)」を冷やすワケ

また一般的に、金利が上がるとPERは下がるため、利上げ局面では成長株ほど厳しくなります(EPSが上がってもPERが下がるため株価が下がってしまう)。

実際に2021~2023年は、グロース株のPERが下がってきた3年間でした。