米上院では、過去最長となる政府機関の閉鎖を終わらせる合意に向けた動きが見られる。ジョン・スーン上院院内総務(共和、サウスダコタ州)は、早ければ9日にも関連する採決が行われる見通しだと述べている。ただ、交渉は依然として予想困難で、難航する可能性もあるという。スーン氏は上院本会議場に向かう際に、「合意がまとまりつつある」と説明。「票がどう動くか見極める」としたうえで、「この種の問題は、無期限に長引く可能性がある」と述べた。また自身のオフィスに戻る際には、「何かしら採決にかけるものがある。そう言っておこう」と語った。上院歳出委員会は退役軍人プログラムと軍事住宅建設に加え、農務省に関連する通年予算法案2本を公表。また立法府を対象とする別の法案も公表される見通しとなっている。それ以外の政府機関向けの一時的な予算措置に関しては、暫定法案はまだ公表されていない。また民主党は期限切れとなる医療保険補助金の延長を主な要求として掲げているが、共和党はどう対応するかを明確にしていない。