米国の各種選挙は一貫したメッセージを送っている。それは、政府が問題を解決できないことに国民が不満を募らせている、というものだ。その最新の例は4日、ドナルド・トランプ大統領への非難という形で示された。有権者らは、アフォーダビリティー(手の届く物価の実現)などの主要課題にもっとうまく対処できると期待して、民主党を支持した。トランプ氏が大統領選で激戦州7州を全て制し、共和党の優位を示してから、まだ1年しかたっていないというのにだ。両党の運命がこのように急速に揺れ動いたのは、僅差で分断された国民が、自分たちの生活を向上させるための動きが鈍いと見なした公職者をすぐにお払い箱にしようとした結果だ。多くの米国民にとって、政府は文字通り機能していない。それは現在、米史上最長となっている連邦政府機関の閉鎖で明らかだ。
米政府に問題解決能力なし 見限る有権者
大統領選から1年後の地方選での民主党圧勝は、変化を待ちわびる有権者の姿示す
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