ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修中だが、担当していた双子の兄は心不全で亡くなってしまった。双子の弟はダウン症で合併症の手術が必要だが、両親は障害を理由に受け入れを拒否している。両親の関係にも変化が訪れ、医師たちも追い込まれていた。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第35話「反逆はいつも一人」を掲載する。
【あらすじ】
主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。
NICU(新生児集中治療室)の指導医の高砂の元で、低体重で生まれた双子の赤ちゃんの担当として奮闘しているが、双子の兄は心不全で亡くなってしまった。双子の兄がいたベッドは他の赤ちゃんが使うことになったが、弟はじっと見つめている。
双子の弟は、ダウン症のため合併症の手術を早くする必要があったが、両親はいまだに受け入れられず、拒否している。
斉藤は双子の弟をどうにか救えないかと、自分で手術を執刀することを目論み、ひそかに手術の自主練をしていた。そんな斉藤にあきれ、腹立たしく思っている高砂は「もう弟くんは死んでんだよ!!」と斉藤を罵倒するが、本音と現実のギャップに自身も追い込まれていく。
しかし母親は思うところがあるようで、双子の兄を亡くしたことで、離婚を決意。
両親は最後に海へ向かう。
若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰







