合法移民は米国を豊かにするのか、それとも損害を与えるのか。これは現在、政治的右派の間で持ち上がっている論争の一つだ。その議論はホワイトハウス内にさえもあるようだ。ドナルド・トランプ大統領が米国には外国人の熟練労働者が必要だと主張しているのに対し、JD・バンス副大統領は、合法的に入国する移民についても大幅に減らしたいとの考えを示唆している。トランプ氏は11日、長年にわたり移民に反対してきたFOXニュース司会者ローラ・イングラム氏とのインタビューで、自身の考えを明確に示した。イングラム氏は高度な技能を持つ労働者向けの「H-1B」ビザの発給抑制について尋ねた際、「あなたが米国人労働者の賃金を引き上げたいと思うなら、何万人、何十万人もの外国人労働者でこの国をあふれさせてはならない」と大統領に語った。
【社説】トランプ対バンス、合法移民巡る対立
外国人労働者は必要と考える大統領、移民減少を望む副大統領
特集
あなたにおすすめ






