晩酌のお供にしたい
食物繊維が豊富なおつまみ
例えば、朝は主食を「雑穀入りごはん」にします。炊飯時に、白米に「もち麦」や「十五穀米」などを加えて炊くだけです。これだけで、1杯当たりプラス2〜3gの食物繊維が取れます。
炊いたご飯は冷凍しておけば、忙しい朝でもチンするだけ。納豆や卵などのタンパク質豊富な食品を添えれば、腸と筋肉の両方にうれしい朝食になります。
昼は、「海藻・きのこ・野菜」のプラス一品の意識しましょう。例えば、そばやうどんなどの麺類にわかめやとろろ昆布を加える。コンビニ弁当にはひじきやキノコのおかず、海藻サラダ、具だくさん味噌汁などを一緒に買う。これだけで食物繊維が2〜4gアップします。
野菜やキノコから食べれば血糖値の上昇も防げるので、体重のコントロールや食後の眠気防止にも役立ちます。
夜に晩酌をする方は、おつまみを「ナッツや豆」にしましょう。アーモンドやくるみ、蒸し大豆には食物繊維のほか、血管を守るオメガ3脂肪酸も含まれています。
よく噛むことで満腹感が得られ、夜の食べすぎ防止にもつながります。
継続のコツは、ハードルを下げることです。乾燥わかめ、ひじき、ナッツ、ごま。この4つを常にストックしておくだけで、いつでも「ちょい足し」できます。冷凍野菜やサラダ豆、雑穀パックを活用するのもおすすめです。最近は、コンビニでも「食物繊維プラス」の商品が増えています。
年齢を重ねても若々しく活動している人は、「腸が元気」な傾向があります。腸は体の中心にあるエンジン。栄養を燃やし、老廃物を排出する。その働きが鈍れば、どんな健康法でも効果が半減してしまうことになりかねません。
今日から、わかめをひとつまみ、ひじきをスプーン一杯、ナッツを数粒――小さな一歩が、体を軽くし、血管を守る助けになります。ぜひ実践して健康につなげていきましょう。







