米連邦地裁は18日、フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズがソーシャルメディアを違法に独占しているとの米連邦取引委員会(FTC)の主張を退けた。米政府がテック大手を相手取った大型訴訟で敗訴した。FTCは、メタが2012年と14年にそれぞれ画像共有アプリ「インスタグラム」とメッセージアプリ「ワッツアップ」を買収し、個人向けソーシャルネットワーキング市場で独占を維持していることは反トラスト法(独占禁止法)違反に当たると主張。メタの製品は友人や家族とのつながりに特化しているため、エンターテインメントアプリの「TikTok(ティックトック)」や「ユーチューブ」などとは競合せず、同社の独占が続いていると訴えた。地裁のジェームズ・ボアズバーグ判事は、FTCがこの主張を立証していないとの判断を示した。