トランプ米政権は、ウクライナにロシアへの大幅な領土譲歩を求める28項目の和平案を策定した。複数の米政府関係者が明らかにした。ウクライナはロシアによる将来的な攻撃を抑止するための平和維持部隊の派遣を求めているが、同和平案にはこの要求を撤回することも含まれる。米政府は、ウクライナがすでに拒否している和平案を改めて浮上させた形だ。米国は先月にはパレスチナ自治区ガザの停戦実現を仲介したが、トランプ政権はその際と同様に複数の項目からなる概要を作成し、交戦当事者に受け入れを促すアプローチを取る考えだと、これらの関係者は述べた。今回の案はマルコ・ルビオ国務長官、スティーブ・ウィットコフ中東担当特使、ドナルド・トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏が、ロシア政府の信頼を得ているキリル・ドミトリエフ氏と協議して作成したものだが、ウクライナや欧州諸国政府から強い反発を受ける可能性が高いと、欧州政府当局者は述べている。
トランプ米政権、ウクライナ戦争終結に向け新たな計画策定
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