頭の悪い人は「まとめて休息を取る」。じゃあ、頭のいい人は？

頭の悪い人は「まとめて休息を取る」。じゃあ、頭のいい人は？
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか？」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち（大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…）は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。（構成／ダイヤモンド社・種岡 健）

Photo: Adobe Stock

休むことを「戦略」と考える

　多くの人は「休むこと」を努力の中断や怠惰と捉えがちです。

　しかし、長期的に成果を出すためには、休むことを単なる休養ではなく「戦略」として位置づける必要があります。

　休息は回復のためだけでなく、次の行動の質を高めるための重要な要素です。

休むことは「継続の条件」

　人間の集中力や体力には限界があります。
　休まずに走り続ければ、一時的に成果が出ても、必ずどこかで限界が訪れます。

　それなのに、頭の悪い人は、つい「まとめて休む」ということをしがちなのです。

　大事なのは、計画的に細かく休むこと。
　継続的に努力を続けられる土台が整います。
　休息は「継続の条件」として欠かせないのです。

「戦略的」な休み方

　戦略的に休むとは、漫然と休むのではなく「休みの質」を意識することです。

　体をしっかり休める睡眠、心を解放する趣味、集中を取り戻す短いブレイク。

　それぞれの目的に応じて休みをデザインすることで、効率よくエネルギーを回復できます。

休みがもたらす「新しい視点」

　休むことで心に余白が生まれ、これまで気づかなかったアイデアや解決策が浮かぶことがあります。

　行動を止めるからこそ得られる「発想の転換」は、戦略的休息の大きな効果です。
　休みは単なるリセットではなく、創造の源泉にもなります。

　休むことは努力を妨げるものではなく、むしろ努力を続けるための戦略です。
　計画的に休みを取り、質を意識して回復することで、長期的な成果につながります。

　休息を恐れず、戦略として取り入れる姿勢。これが「ゆるストイック」の実践です。
　私たちもまた、休むことを戦略と考え、ゆるストイックに生きましょう。

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圧倒的な支持で 9.5万部 突破！
佐藤航陽氏 最新刊！

『ゆるストイック』(佐藤航陽・著)

著者からのメッセージ

「がんばらなくてもいいんだよ」と寄り添う言葉はとても魅力的です。
　しかし、そんな甘い言葉の責任は誰も取ってくれません。

　逃げ帰る場所がない人もたくさんいます。
　むしろそっちのほうがずっと多いです。
　私もずっとそうでした。
　この本はそんな人のために書きました。

　私自身、ピンチのときには本に助けられてきました。
　今度は私が誰かにそれを返そうと思ってこの本を書きました。

『ゆるストイック』に書いたことは、「もっと早く知っていれば、無駄な遠回りをせずに済んだのに」と思うことです。ここに書いたことはあくまで「手段」にすぎません。
　それを使って何を実現したいのかという「目的」のほうが重要です。

　この本が、自分の人生にまだ納得がいっていない「諦めの悪い人」へのヒントになることを願っています。

CONTENTS

第1章　時代が「ゆるストイック」を求めている
第2章　ゆるストイックの心の準備
第3章　「世の中の仕組み」をゆるく理解する
第4章　ゆるストイックに過ごす方法
第5章　ゆるストイックを持続するコツ
第6章　不確実な未来に備える