「休息の天才」がやっている小さな習慣・ベスト3とは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

「休息の天才」がやっている小さな習慣・ベスト3Photo: Adobe Stock

「回復の習慣」を日常に組み込む

 努力や挑戦を続けるためには、行動の「積み重ね」だけでなく「回復」も欠かせません

 休息を軽視すると、エネルギーは枯渇し、継続が難しくなります。

 大切なのは、特別なときだけでなく、日常に「回復の習慣」を組み込むことです。

回復は「生産性」の一部

 多くの人は「休むこと」を怠惰と捉えがちですが、実際には回復は生産性の一部です

 適切な休息があるからこそ集中力が戻り、次の行動につながります

 努力と休息は対立するものではなく、互いに補い合う要素なのです。

「小さな回復」をこまめに取る

 回復は長期の休暇だけでなく、日常の小さな習慣でも実現できます

 休息の天才は、小さな習慣を取り入れています。
 代表的なベスト3は、「短い散歩」「深呼吸」「好きな音楽を聴く」です。

 こうした小さな回復をこまめに取り入れることで、ストレスや疲労を溜め込まずにすみます。

「自分に合った方法」を見つける

 回復の仕方は人によって異なります
 運動でリフレッシュする人もいれば、読書や静かな時間が有効な人もいます。

 重要なのは、「自分に合った回復方法」を把握し、それを日常のルーティンに組み込むことです
 努力を続けるためには、回復を軽視してはいけません。

 日常に小さな回復を取り入れ、自分に合った方法を習慣化することで、継続可能な努力が支えられます。

 回復を怠らず、淡々と積み重ねる姿勢。これが「ゆるストイック」の実践です。
 私たちもまた、回復の習慣を日常に組み込み、ゆるストイックに生きましょう。

佐藤航陽(さとう・かつあき)
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)は9.5万部を突破した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86をスタートさせた。