ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日、ロシアへの大幅譲歩を要求する和平案をトランプ米政権が策定したことを受け、自国が極めて厳しい試練に直面しているとの認識を示した。ゼレンスキー氏は演説動画で「わが国は今、歴史上最大級の難局にある」とし、「ウクライナは極めて難しい選択を迫られるかもしれない。尊厳を失うか、重要なパートナーを失うリスクを冒すかだ」と述べた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米国の提案には領土割譲やウクライナ軍の規模制限のほか、ゼレンスキー氏がかつて拒否した条件が含まれると報じた。同氏は国内でも政治的圧力にさらされ、戦況も劣勢にある。閣僚や側近らに汚職疑惑が持ち上がり、党内からも政権の刷新を求める声が上がっている。
ゼレンスキー氏、ウクライナは「極めて難しい選択」に直面
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