冷めた20代が「自分の人生なんてくだらない」と言ってきたとき、何と返せばいいのか?
そんなあなたにすすめたいのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

冷めた20代が「自分の人生なんてくだらない」と言ってきたとき、何と返せばいいのか?Photo: Adobe Stock

「人生がくだらない」と言う若さ

 20代で「自分の人生なんてくだらない」と言う人は、怠けているわけでも、投げやりなわけでもありません。
 むしろその言葉は、「このままでいいはずがない」という違和感の裏返しです

 本当に危険なのは、何も疑問を持たず、「まあこんなもんだろ」と流してしまうこと
 人生がくだらないと感じるのは、まだ人生を諦めきっていない証拠でもあります。

人生が動き出す瞬間

世界の果てのカフェ』という本には、こんな言葉があります。

あなたがこの質問を本気で自分に問いかければ、答えを探すことがあなたという人間の一部になるの
朝一番にこの質問を考えながら目を覚まし、日中もずっと頭をよぎるようになるわ。
覚えていなくても、眠っているときもずっと質問のことを考えるようになるのよ

――『世界の果てのカフェ』より

 ここで言う「この質問」とは、「自分はなぜここにいるのか?」という問いです。
 この問いを持った瞬間から、人生は「惰性」では続けられなくなります

 世界の見え方が変わり、退屈だった日常の中に、違和感やヒントが浮かび上がってくる。
 それは、人生が壊れ始めているのではなく、再起動が始まっている状態なのです。

「門」を開いた人は、もう元には戻れない

 作中では、この問いをこう表現しています。

門みたいなものね。その門を開くと、その人を招き入れてしまうの。
いったん開けたら、閉めるのはとても難しいわ。

――『世界の果てのカフェ』より

 人生に疑問を持つというのは、一見すると不安定で、危うい行為に見えます。
 でも実際はその逆で、人生を自分の手に取り戻すための入口なのです

 さらに、こう続きます。

問うことで、いわゆる『門』が開くの。
すると、その人の『心』や『魂』……呼び方は何でもかまわないけれど、とにかく自分の内面が、答えを見つけ出そうとする
答えが見つかるまでは、この問いが人生の何よりも優先されるのよ

――『世界の果てのカフェ』より

 この状態に入った人は、もう「くだらない人生」のままではいられません。
 たとえ答えがすぐに出なくても、人生は「探す方向」へと向きを変えます

「くだらない」と言えた時点で、人生は始まっている

 冷めた20代が「自分の人生なんてくだらない」と言ってきたら、こう返してあげてください。

「そう感じられるなら、もう入口には立ってるよ」

 人生がくだらなく感じるのは、意味のある人生を無意識に求めているからです。
 問いを持ち、違和感を無視せず、自分の内側に耳を澄ませ始めた瞬間から、人生はもう、ただの消化試合ではありません

 くだらないと感じる若さは、人生を本気で生きようとしている証拠なのです。

(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)