米連邦地裁は24日、ジェームズ・コミー元連邦捜査局(FBI)長官とニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官(民主党)に対する起訴を棄却した。ドナルド・トランプ大統領が任命した検事が両氏を起訴したが、任命は違法だったとの判断を示した。コミー氏とジェームズ氏を起訴した司法省にとって大きな痛手となる。両氏は、リンジー・ハリガン氏を検事代行に任命した手続きが違法だったと主張。また、トランプ氏による訴追は政敵と見なす人物への報復が動機だと主張していた。ビル・クリントン大統領(当時)が指名したキャメロン・マクゴワン・カリー判事は、政権が通常の承認手続きを経ず違法にハリガン氏を任命したと判断した。コミー氏は2020年の議会公聴会で偽証したなどとして9月に起訴された。
米地裁、元FBI長官とNY州司法長官に対する起訴棄却
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