生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

勝間和代「皿ぐらい自分で洗え」? 洗濯は機械でやるのに、なぜ皿は手で洗わないといけないの? 食事はつくるより食後の後片づけがいやなことがわからない人へ

なにはなくても「食洗機」は買い

 効率的に自炊を続けるなら、万難を排して食洗機を導入した方がいいでしょう。

食洗機は「時短」のみならず「自炊率」を上げる

 どんなに小さいものでもこれがあると全然違いますし、可能であれば賃貸でも、持ち家でも、ビルトイン型が1つあると、まったく生活が変わります。

食事はつくるより片付けがイヤに決まっている

 それこそ掃除機や洗濯機のない家庭はないと思いますが、海外では食洗機のない家庭というのは一般的にはほぼありません。

 それに対して、日本はなぜか手洗い信仰が強くて、食洗機があまり普及していないのです。

もめるのはだいたい「食後の片付け」

 共働きの夫婦間では、食事の用意は楽しいものの、皿洗いに関してはあまり楽しくない作業と考える人が多く、その分担は常に問題になりがちです。

 私も娘と2人暮らしですが、気をつけないとすぐに娘の食べた食器が台所のシンクの中に散らかります。

 これをもし手で洗うとしたら、私も毎回怒るでしょうが、自分の食べたものと一緒に食洗機に入れてちょっとスイッチを押すだけならば、なんの苦もありません。

洗濯は手でしないのになぜ皿は手で洗うの?

 いまどき洗濯を手でする人はまずいませんが、なぜか洗濯物と同じくらいの量が出るお皿に関しては、手洗いする人が大半です。

 手洗いをすると基本的には汚れもよく落ちませんし、清潔度も下がるため、洋服同様、お皿、そしてできれば鍋類も、なるべく食洗機を使った方がいいでしょう(なので食洗機は容量が大きいビルトインがおすすめです)。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。)