見て触ってわかる!

まず印象的だったのは「光の干渉縞」の展示。

自分の目で「電子が波でもあり粒でもある」と研究者たちが考えた根拠っぽいものを見ることができてびっくり!

他にはない展示だと思います。

そもそもこの企画展、「見る」「触る」ができる展示が多く、私のような物理苦手族にとってすごく優しい世界でした!

思わず写真を撮りすぎてしまう?

量子力学100年の年に満を持して開催! 国立科学博物館の企画展「量子の世紀」が面白すぎる!素敵な「シュレーディンガーの猫」

もうひとつが「シュレーディンガーの猫」。
「箱を開けてみるまで生きているか死んでいるかわからない猫」の話ですよね!

賢い気持ちになれる口に出したい日本語ですが、少し残酷。
どんな展示だろうとどきどきしていましたが、こちら。

めっちゃポップ!

超可愛い猫ちゃんがありえない超高速スピードで移動していました。

観測するまで、猫の状態(居場所)は確定していない。
カメラで写真を撮って「撮影」してみよう!
量子力学100年の年に満を持して開催! 国立科学博物館の企画展「量子の世紀」が面白すぎる!思わず連写してしまった猫

可愛すぎてついつい撮りすぎてしまいました。
撮るたびに猫ちゃんの位置や表情が変わって、とても楽しかったです!

これは全種類の猫ちゃんをコンプリートしたくなる…!

「観測して初めてわかる」という、一般人にはよくわからない量子力学ルールを体感できる非常に素晴らしい展示でした。

アインシュタインが日本に来ていた!?

量子力学100年の年に満を持して開催! 国立科学博物館の企画展「量子の世紀」が面白すぎる!手紙が見れてしまう…!

私が衝撃だったのが、アインシュタインやボーアなど、量子力学の有名人たちが日本と関わっていたということです。

アインシュタインが日本に来た写真があったり、ハイゼンベルクがあんまり天気がよろしくない中観光をしていたり、日本に存在していた記録にほっこりしました。

個人的に何としても見ていただきたいのは、ボーアを日本に呼ぶためのお手紙です。

ボーアの元に留学していた仁科芳雄が、学界の重鎮である長岡半太郎に書いたお手紙なのですが、ボーアを日本に呼ぶメリットをいくつも並べて、とにかく日本に呼んでほしいと熱弁していました。ほぼファンレター。

「ボーアが日本にきてくれたら、こんないいこともあんないいこと、さらにはもっといいこともあります!!!」

魂のこもったお手紙をぜひみなさんに見ていただきたい…!