イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、自身の汚職裁判を巡り、イツハク・ヘルツォグ大統領に対して正式に恩赦を要請した。汚職疑惑が国を二分する問題となる中、異例の動きとなる。ドナルド・トランプ米大統領も複数回にわたり、ネタニヤフ氏は恩赦されるべきだと述べてきた。同氏は2019年に収賄、詐欺、背任の罪で起訴されたが、いずれも否認。イスラエルが戦争状態にある中で昨年12月からは被告として証言を続けているが、判決は下されていない。ネタニヤフ氏は今回、不正行為への関与を認めることなく、イツハク・ヘルツォグ大統領への書簡で恩赦を要請。これが公益に資すると主張した。大統領府が書簡の内容を公開した。大統領府は司法省の担当当局に書簡を送付し、当局が恩赦を承認するか却下するかについての勧告を大統領に行う予定だとしている。複数の専門家によれば、手続きは数カ月かかる可能性がある。
ネタニヤフ氏、イスラエル大統領に自身の恩赦要請 汚職裁判巡り
特集
あなたにおすすめ







