もちろん、いきなりすべてをひっくり返せるわけはありません。これぞ、という商品を提案し、「まずは1つ使ってみてください」という小さな一歩から始めます。
今までゼロだったところに、アリの一穴を開ける。売上としては小さなものでも、真剣に、丁寧に向き合い、徹底的にサポートし、担当者の信頼を得る。
『キーエンス 最強の働き方 新人からベテランまで、最短で成果を最大化するシンプルなルール』(齋田真司、PHP研究所)
1人の担当者から別の担当者へと信頼の輪を広げ、隠れたニーズを把握し、解決して、小さなアリの穴をじわじわと広げていく――。
すでに取引があるお客様から注文をいただくことはもちろん大切ですが、将来にわたって業績を上げていくためには、「見えないお客様」を攻略することも不可欠です。
今は全く関係性がないお客様の中に、とんでもない可能性を秘めた存在が隠れているかもしれない。そんな視点を忘れないようにしてください。
これはどんなビジネスにも、人生においても言えること。
すでに見えている関係だけにとらわれていると、本当に大切なパートナーと巡り合えずに終わるかもしれません。視野を広く持って、いろんな会社と、いろんな人たちと交友関係を持つことが、あなたの可能性を大きく広げてくれます。







