しかしあるとき、知人から、「営業なら、空いている時間に映画とか観られていいね」と言われて愕然としました。世の中では、「営業パーソン」といえば「時間に縛られない」とか、「昼寝ができる」とか、「喫茶店で時間をつぶしている」といったイメージを持たれていることを初めて知ったのです。
営業でも漁師でも、他のいかなる仕事であっても、仕事中に仕事以外のことをしたり、考えたりするのはあまりにも時間がもったいないですし、逆に退勤後に自宅などに仕事を持ち帰っては疲れが取れず、翌日の仕事に全力投球することができません。
元キーエンスの予定表は
オンオフがハッキリ
下の図は私のスマートフォンから書き写した、ある3日間の予定表です。特に忙しい日というわけではなく、平均的な予定の日を選びました。
同書より転載 拡大画像表示
独立して経営者となった今は始業時間や終業時間が決まっているわけではありませんが、基本的に9時から17時を業務時間と決めて、入れられる限りの予定を入れています。
もちろん、業務時間にはジムや散髪などを含めプライベートの予定は一切入れません。
また、平日の夜も仕事と関係ない予定は入れず、お客様や仕事の関係者との会食に使うことをルールにしています。2次会はできる限りお断りし、21時半には自宅に戻って体を休めるのが基本的なルーティンです。
お客様との面談アポをぎっしり入れるスケジューリング術をお伝えしましたが、経営者になった今も基本は同じ。少し違うのは、面談以外にも事務作業など様々な仕事をこなす必要があるので、それらに割く時間を確保するようにしていることぐらいです。







