欧州首脳は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、米国からの確固たる「安全の保証」なしにロシアの要求を受け入れないよう、ここ数日間にわたり強く警告している。こうした警告は、米国が欧州をほとんど関与させず、迅速に和平交渉を進めようとしていることに欧州首脳が警戒感を高めていることを反映している。特に、ロシアの要求を受け入れる前に、ウクライナに対する「安全の保証」における米国の役割を明確にするようゼレンスキー氏に助言したと、事情に詳しい欧州の外交当局者2人は明らかにした。欧州首脳は1日、ゼレンスキー氏と電話会談を行い、今回のメッセージを伝えた。会談にはフランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長が参加したという。
欧州、和平交渉急ぐ米に警戒感 ゼレンスキー氏に助言
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