生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)
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賢い人はボーナスで「家電」を買う
最低賃金(時給)が1000円を大きく超えてきている現代において、1時間30円とか40円で働いてくれる「家電」というのは、家事を外注するより「とてつもなくコストパフォーマンスがいい」買い物です。
電気代が高い!?
なのに私たちはどうしても、目に見える電気代を過度に気にして怖気づいてしまいます。
これは専門用語で「フォーカシング・イリュージョン」と呼ばれるもので、私たちはある特定のことを気にしすぎると、過度に心配ごとが多くなり、判断をまちがえてしまいます。
家電は生産性を上げるコスパのいい買い物
つまり「電気は高い」と思い込むと、勘違いをしてしまうのです。
もし電気代を節約したいのであれば、電球や蛍光灯をLEDに変えたり、エアコンの設定温度を控えめにする、あるいは扇風機を併用するなどした方が、調理家電やルンバの電力を節約するより効果的です。
なぜなら、照明やエアコンは1時間、2時間ではなく、もっと長い時間つけ続けるものだからです。
冷蔵庫の買い替えも手
特に冷蔵庫は、家の中で最も電力を消費する家電の1つですから、買うときには年間にいくらの電気代がかかるかということに注目しながら、なるべく消費電力が小さいものを選ぶというのがおすすめです。
電気代が気になる場合は、自分の契約する電力会社のウェブページに行くと日々の使用量がわかりますので、過度になっていないかどうかをリアルタイムで確認することをおすすめします。
電気代を必要以上に怖がらない
とにかく人は見えやすいものを過度に怖がり、管理できないと考えがちです。
そうなるとせっかくいい家電があっても導入を見送ったり、持っていても使い渋って「宝のもちぐされ」になってしまったりする可能性があります。
仕事ができる人は家電で生産性を上げている
だからこそ、電気代の計算の仕組みをしっかりと把握した上で、過度に怖がらないようにしながら、便利な家電、便利なテクノロジーをぜひ生活に取り入れるようにしてみてください。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。)







