人工知能(AI)を扱う米国の大企業は、株式市場で最も優良な銘柄という地位を手放しつつあるのか。この疑問は「クオリティー(質の高い)」企業を巡る議論の中心にあり、そのために人気の高い2本の上場投資信託(ETF)のパフォーマンスに大きな差が生じている。一方がエヌビディア株と巨大テック株の大半を投資対象から外したためだ。運用資産480億ドル(約7兆4500億円)の「iシェアーズMSCI米国クオリティー・ファクターETF(ティッカー:QUAL)」と、同150億ドルの「インベスコS&P500クオリティーETF(同SPHQ)」は、投資業界が「クオリティー」企業と呼ぶ銘柄に特化している。これらのETFは、高収益性や低レバレッジなどの財務指標で安全かつ安定しているとされる企業のみに投資する。
AI銘柄が「クオリティー株」の地位失った理由
人気ETFが巨大テック株を除外、AI投資は潜在的利益の源泉かそれとも金食い虫か
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