これは政治的に意外なニュースだろう。よりによってマサチューセッツ州で、娯楽目的のマリフアナ使用を合法化した州法(2016年成立)を無効にするための住民投票を求める運動が勢いを増している。そんな折に、2件の新たな研究報告で、救急外来を受診するマリフアナ常用者の若者が急増していることが明らかになったのは、偶然ではない。マサチューセッツ・ゼネラル・ブリガム病院の医師らの報告によると、同州でマリフアナの娯楽用販売・使用が合法化された後、精神科の救急措置を必要とした若者のうち、マリフアナの精神活性成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)検査で陽性となった者の比率が、ほぼ4倍に急増したという。若者の間でのマリフアナ使用に伴う他の症状も、同様のペースで増えている。
【社説】マリフアナ常用者の救急受診、米若者の間で急増
新たな2件の研究で精神活性成分の悪影響明らかに
特集
あなたにおすすめ







