米連邦準備制度理事会(FRB)は10日まで2日間にわたり開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き下げ、3.5~3.75%とすることを決定した。利下げは3会合連続。インフレと雇用市場のどちらをより懸念すべきかを巡り異例の内部対立が生じる中、今後の追加利下げへの意欲はほとんど示さなかった。FRBは9対3の賛成多数で利下げを決定した。FOMCで投票権を持つ当局者3人が反対票を投じたのは6年ぶり。このうちシカゴ連銀のオースタン・グールズビー総裁とカンザスシティー連銀のジェフ・シュミッド総裁は、利下げは正当化されないと考えた。スティーブン・ミランFRB理事は0.5ポイントの一段と大幅な利下げを支持した。
FRB、追加利下げ 当面の据え置き示唆
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