スージー・ワイルズ米大統領首席補佐官は公の場で発言することがほとんどなく、自身が注目を浴びることを避けてきた。そのためドナルド・トランプ大統領の支持者からは、ホワイトハウスの混乱を最小限に抑え、トランプ氏の迅速な政策実行を支えたと評価されている。そのワイルズ氏が米誌バニティー・フェアで著者クリス・ウィップル氏と過去1年間で11回に及ぶインタビューに応じ、自身がホワイトハウス内でどのように権力を行使しているかについて率直に語った。またトランプ氏の政策や自身が管理するスタッフについての考えにも言及した。ワイルズ氏はインタビューで、トランプ氏の側近たちの動機や欠点そして成果について率直な評価を示した。また飲酒しないトランプ氏について「アルコール依存症者の性格」で行動していると述べ、実業家イーロン・マスク氏を「奇妙な人物」と呼び、JD・バンス副大統領は「10年にわたり陰謀論者だった」と述べた(バンス氏は16日、「私は時々陰謀論者だが、真実である陰謀論しか信じない」と公の場での発言で応じている)。