ウォール街は、米国の新規株式公開(IPO)市場が来年、これまでで最も活況を呈する1年になる可能性を垣間見ている。IPO市場は4年間にわたり不安定な状況が続いた。バンカーと投資家は今、2026年に予定されている大型上場ラッシュに備えており、市場がこれに対応できるのか懸念している。17日の米医療用品大手メドラインの上場は、投資家がこうしたラッシュに前向きかどうかを測る初期の指標となる可能性がある。メドラインはIPOで約63億ドル(約9800億円)を調達し、米国でのIPOの規模としては21年の米電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブの上場以降で最大となった。メドラインはこの日、公開価格(29ドル)を40%余り上回る41ドルで引けた。同社はティッカーシンボル「MDLN」でナスダック市場に上場した。
ウォール街、来年相次ぐ大型IPOの熱狂先取りか
メドラインのIPOは2021年以来の大型案件
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