春日大社(奈良) 中門・御廊春日大社(奈良) 中門・御廊 Photo:PIXTA

【第6位】春日大社(奈良)

~ラッキーカラー「朱」と「鹿」に癒やされ、長期戦略を練る~

 第6位は、奈良に鎮座する春日大社。2026年の十干「丙」は「火」の気を持つ。春日大社の鮮やかな朱塗りの社殿は、まさに今年のラッキーカラーそのもの。

 広い境内は数多くの摂社・末社があるが、ユニークなのは近くにある摂社・末社をまとめて「若宮十五社めぐり」「開運招福水谷九社めぐり」などとして売り出しているということだ。

 初穂料を払って全社コンプリートすると御朱印とお守りが授与されるという仕組み。もちろん申し込まなくても参拝できるのだが、それをアトラクションのように売り出しているのはマーケティング的にも参考になる。

 また、藤原氏の氏神である春日大社は、政治・外交の神様でもある。変化の激しい時代を生き残るには、一時の感情に流されない「知恵」と、将来を見通す「戦略」が必要不可欠。リーダー層こそ、ここの神気を浴びて自らの長期戦略を練ろう。

春日大社と鹿春日大社と鹿 Photo:PIXTA

 私がオススメするのは「早朝参拝」だ。朝靄の中に佇む鹿たちは神々しく、昼間の観光客にお煎餅をおねだりする姿とは別人(鹿)のよう。静寂の中で神の使いである鹿と向き合うと、普段の戦闘モードがふっと緩む。凝り固まった脳がリラックスし、デスクでは思いつかないようなアイデアが降りてくるものだ。