今年こそ投資で成功したい。ではどうすればいいか? そこで今回は、「両学長 リベラルアーツ大学」でも紹介された話題のベストセラー『THE WEALTH LADDER 富の階段 ── 資産レベルが上がり続けるシンプルな戦略』と、「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書!」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の著者ニック・マジューリ氏に緊急インタビュー。ニック氏は日本人に向け何を語るのか? (取材/国際ジャーナリスト 大野和基、構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

投資でいちばん大切なこと【親愛なる日本のみなさんへ、新年のメッセージ】Photo: Adobe Stock

日本人へのメッセージ

投資でいちばん大切なこと【親愛なる日本のみなさんへ、新年のメッセージ】ニック・マジューリ(Nick Maggiulli)
Ritholtz Wealth Management社の最高執行責任者兼データサイエンティスト
同社の業務全体を監督し、ビジネスインテリジェンスの観点から有益な分析を行っている。ウォール・ストリート・ジャーナルやCNBC、ロサンゼルス・タイムズなどに記事を寄稿。緻密なデータに基づくパーソナルファイナンス関連の人気ブログ「OfDollarsAndData.com」を執筆。スタンフォード大学卒(経済学学位)。ニューヨーク市在住。著書に日本で20万部(全世界46万部)を突破した『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』(ダイヤモンド社)がある。

――インタビューの最後に日本の読者へのメッセージはありますか?

ニック・マジューリ(以下、ニック) 私の初の著書『JUST KEEP BUYING』への日本の読者のみなさんからの反響は、私の予想をはるかに超えるものでした。

 2023年6月27日に『JUST KEEP BUYING』の日本語版が発売されたとき、私はせいぜい数千部売れればいいと思っていました。

 しかし今では20万部です。
 さらに『THE WEALTH LADDER』も日本ですでに5万部と聞いています。本当に驚くべきことで、私は日本の読者に心から感謝しています。
 本国のアメリカよりも売れているのです。本当にすごいことです。

 妻と私は2024年11月に人生で初めて日本を訪れ、日本が大好きになりました。また必ず戻ってきたいと思っています。

 日本は私の本を世界中で最も大きな反響をもって受け入れてくれた国であり、そして同時に深く尊敬し、心から楽しめる文化がある国です。

 日本はとても安全で、そして個人の責任感のレベルがすばらしい
 こんな経験をさせてもらえて、私はとても光栄です。

 実は日本語はあいさつ程度しかわからないのですが、それでも日本の読者の反応を見られたことは、とても嬉しい体験でした。本当にありがとうございます。

投資でいちばん大切なこと

――「投資」と「人生」、この両方がうまくいくためには、どんなことを心掛けるとよいでしょうか?

ニック そうですね、まずお金を貯めすぎる必要はありません。
 もちろん貯蓄は大切ですが、人生も楽しむべきです。
 いちばん大切なのは“バランス”です。

 投資とは抽象的に言えば、「今日の消費をあきらめ、将来より多く消費するための行為」です。

今はこれを買わない、その代わり将来もっと大きな何かが得られるかもしれない」という考え方です。

 ただし、未来のために“今をまったく楽しめないほど”極端に節約するべきではありませんし、一方で「Carpe diem(カルペ・ディエム:今この瞬間を楽しめ)」とばかりに使い切って全然貯めないのもよくありません。

 アメリカ人は後者の傾向が強いですね。
 逆に貯めすぎる人も世の中にはいる。

 だから大切なのは、そのバランスを自分なりに見つけることです。

 みなさんの投資と人生がうまくいくために書いた『JUST KEEP BUYING』と『THE WEALTH LADDERウェルス・ラダー』が少しでもその助けになることができたら、これ以上の喜びはありません。

(本稿は『THE WEALTH LADDER 富の階段 ── 資産レベルが上がり続けるシンプルな戦略』の著者ニック・マジューリ氏へのインタビューをもとに構成しました)